負けるが勝ち

ガソリン節約「ふんわりアクセル」で燃費向上 【お財布術】 　■空気圧チェックも忘れずに 　秋の行楽シーズンは、高速道路の土日上限１千円や一部無料区間の恩恵もあって、ドライブを計画している人も多いはず。ガソリン価格が下落傾向にあるものの、長距離を走ればガソリン代もかさむ。ハイブリッド車などのエコカーに乗り換えればよいかもしれないが、収入は上がらず家計がそれを許さない。上手なガソリン代の節約方法は−。（太田浩信） 　　▼一定の速度で 　「ガソリンを節約するには慣性の法則を上手に利用することです」 　こう話すのは、エコドライブを提唱する交通エコロジー・モビリティ財団交通環境企画課の松田章課長。車が前に進んでいこうとする力を上手に利用し、不要なアクセル操作をしないことがエコドライブの基本だという。 　発進時は、おだやかなアクセル操作を心掛ける「ふんわりアクセル」がポイント。オートマチック車ならアクセルを踏まないでも前進するクリープ現象を利用し、最初の５秒で時速２０キロを目安に加速していくと効果的という。走行時は車の流れを予測し、加減速を避けて常に一定の速度で走る。減速時も早めのアクセルオフで燃料消費を抑えることができる。 　最近よく耳にするアイドリングストップ。駐停車時にエンジンを切るのはもちろんだが、信号待ちのときにエンジンを停止すれば大きな節約効果がある。ただ、完全にエンジンが止まるとエアバッグや方向指示器が機能しないなどの影響もある。無理せず、慣れた道で信号の待ち時間が長いことが分かっている場合に行うのがよいかも。 　「これらのエコドライブを実践すると最大で２５％、ふんわりアクセルを心がけるだけでも１０％程度の燃費の改善につながる」と松田課長はアドバイスする。 　▼価格比較サイト 　愛車の点検整備もガソリン節約の重要なポイントだ。タイヤの空気はごくわずかだが、自然に抜けていく。空気圧が低いと燃費や安全性に影響を与えるため、適切な空気圧を心がけたい。タイヤの交換時期なら、転がり抵抗係数を軽減したエコタイヤにすれば燃費がよくなる。 　エンジンオイルも経年劣化で傷んでくると燃費に影響する。「走行距離が少ないから」と、１年以上もオイル交換しないとエンジンを傷め、燃費にもよくない。 　よくあるのが車のトランクを物置代わりにしているケース。重い荷物を載せたまま走ると、それだけで余計に燃料を消費する。スキーキャリアを装着したままでも空気抵抗が増し、燃費悪化の原因。できるだけ車を身軽な状態にすることがガソリン節約の秘訣（ひけつ）だ。 　運転操作以外の節約法として、ガソリン価格の比較サイトで安価なガソリンスタンドを見つける。石油系各社のクレジットカードでは利用時にレギュラーガソリン１リットル当たり最大７円から２円程度の値引きを設けている。 　■地域による価格差も 　石油情報センターが１日に発表したレギュラーガソリンの全国平均小売価格（８月３０日現在）は１リットル当たり１３３．５円で、１４週連続で下落している。ただ、地域による価格差も大きく、滋賀県では１２９．４円と全国最安値だが、隣接する京都府は１３４．４円、岐阜県でも１３３．９円で、目的地や行程を考え、上手に給油することが大切だ。 　今後のガソリン価格について、センターでは「しばらくは大きな変動はなさそう」とみている。このため、秋の行楽はエコドライブの実践が家計を助けることになりそうだ。
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/local/leisure/

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喧嘩をしても得をするもの(もうけ)がないうえに失うものは多いので
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